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朝食抜き!ときどき断食!―免疫力・自然治癒力健康法 (渡辺 正) 
 実に明快な論旨で「朝食抜き」の重要性もとい、絶対性を語っている。ざっくり読んで2時間ほどあれば読了できる内容。ようするにタイトル通りのことが言いたいわけである。私なども誰に言われるわけでなく朝食を抜いてきたが、確かに病気らしい病気もしていないし、入院経験もない。健康そのものと言って良いほどである。知人は私の食事の少なさを深刻に心配し、また嘆くのだが、当の私は快適に生きているのだから問題ないと思っていたところに、私の思いをきちんと論理的に説明してくれる医者がいたのでとてもありがたく思っている。
 著者は全く薬を使わない療法を施して、どこの病院でも治せなかった末期ガン患者や糖尿病、リウマチ、神経痛、アレルギー性の病気など、様々な症例を朝食抜きによる生活改善にて数多く根治してきたという。それは人間が本来持っている「自然治癒力」を大いに引き出すことで成し遂げられたものだ。つまり、本来治療と言うのは自然治癒力を阻害する要因を排除することを言うのである。薬物使用による対症療法的治療では、病の根源を打ち倒すことはできない。やはり人間は健康で生きるのが当たり前に出来ているのだから、勘違いや思い込み、習慣によって形成された悪しき伝統を断ち切る必要があるのだ。

・朝食抜きは不健康は大ウソ

 朝食を取らないと栄養不足で脳が活性化しないために活動効率が落ちるという一般論が流布しているが、著者はそれをとんでもない過ちであるという。彼は、人間の体は夜の睡眠時に次の日の活動のためのエネルギーを生成しているのであって、朝起きた時にはもう「活動ができるようにセッティングされている」と断言している。また、「起きぬけに食事をすると腸の正常な働きを阻害する。腸が正常に働かないと自然治癒力が失われるのである」とも述べている。腸をきれいにしないと万病の元になるというのだ。便秘で苦しんだりして腐敗した便が腸内に残ると、そこから様々な悪性の菌が作られて全身に行き渡る。体調不良や気だるさは、まさに腸の働きが低下した結果であり、排便がスムーズにいっていない証拠でもあるという。
 腸の働きを合理的に考えると朝は排便の時間帯であり、決してモノを詰め込んではいけない時間であると考えられる。内臓が排泄に集中しなくてはいけない時に朝食が入ってくると、それを消化する方にもエネルギーを割かねばならなくなる。これが結果として腸の働き(すなわち便通)を阻害し、過剰に内臓を疲労させ、本来の人間の不純物整理のリズムを狂わせていくことになるという。また、食事は副交感神経を刺激するものであることが知られているが、副交感神経は「休憩」を誘う神経であり、刺激されれば集中力は落ち、眠気が増大する。朝食事をするのは逆に午前中の活動に対して効率が悪化する。一般に朝食抜きにすると仕事効率が落ちると論じられるのは、「朝食に慣れた人間が、突如朝食を抜く実験をさせられている」からであり、長期的に見れば、朝食によって内臓を疲労させた人は病気になりやすく、体調不快を訴えるケースが格段に多いのだそうだ。

・とにかく一度読んで欲しい!健康になりたければ朝飯を抜け!

 本書に書かれていることを説明しようとすると、ひたすら丸写し作業になってしまう。とにもかくにも読んでもらうのが一番だ。ダイエットでも体調改善でも、健康維持でも、朝食抜きは非常に効果が高いと著者は述べている。事実、私も朝食抜きであるが、言われてみれば「なるほど!」と思う事がかなり多く書かれていた。私の実生活で、著者の考えに沿っていなかったのはコーヒーの摂取に関してくらいなものだ。コーヒー(ブラック)は個人的に大好きで一日に何杯も飲むのだが、あまり好ましくないらしい。少々量を抑えようかとは思っている。だが、概ね著者の訴えたいことと私の実生活は差異がないように思えた。過度に栄養が足りないのは問題だが、彼によれば、食事のカロリー計算などはさほどの意味を持たないのだそうだ。
 医学的根拠に関しては可能な限り各パラグラフごとに示されているので、安心して取り組んでもらいたい。とにかく言えることは、事実として回復例が相当多いことと、人間そのものの力を使うこと、薬を全く使用しないということ。読み進めいていくと、いかに我々が無知のまま医学というものに無根拠に寄りかかっているかがよくわかる。そうした盲目を払うためにも、まずは読むことで本書の良さを感じることをおススメしたい。参考URLはこちら

ようするに全ての健康のために「朝メシを抜け!抜け!抜くんだ!」ということだ。
| 本ココ! | 03:14 | comments(4) | trackbacks(1)
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コメント
燃料不足で、半時と持ちません……。
| 繼眞 | 2007/09/08 2:21 PM |
朝食べると、眠くなりません??それを言うとお昼もですけれど…。お腹は空いている位が私は気分が良いというか、すっきり動けますね。
| 一哲 | 2007/09/10 3:54 PM |
吾の場合ですと、朝食を喰はないはうが眠くなります。確り喰つてもふらふらで動けなくなることがあるくらゐです。
──燃費が惡いのですね、屹度。笑ひ。
| 繼眞 | 2007/09/11 6:52 PM |
著者も言ってましたが、習慣づいて朝食を採っている人がそれを変更するのは最初は相当に苦痛を伴うものなのだそうです。徐々に朝食量を減らしていくというスタンスも勧めるそうですよ。

後は健康維持の手法として朝食抜きを志向するか、しないのかということになるでしょうね。私としては内臓を休憩させるという試みを経験して頂くのもいいかなと思っているところです。
| 一哲 | 2007/09/12 11:04 AM |
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| 健康の厳選紹介 | 2007/09/10 6:15 PM |
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